17歳の誕生日大人になりたくなくて25歳までには死にたいと思った。25歳の誕生日このまま楽しく後悔しないまま30歳で死にたいと願った。30歳の誕生日死ぬ時に後悔せずにいたい明日死んでもいいように今を生きるそう誓った。そして今、死ぬこともできず生きる意味も見いだせないまま私はここにいる。第6章「What a Wonderful World」開幕――
「頑張って生きようね」歳をとれば大人になれると思っていた。けどそれは真っ赤な嘘で、私はずっと歳だけ重ねて子供のままだった。学ぶことも、省みることもせずただただ流され40歳を越えて。今更遅いかもしれない。何も変わらないかもしれない。それでも「世界は素晴らしい」と言えるように。私は、頑張る。第6章「What a Wonderful World」閉幕――