旅の途中、病に倒れた宗右衛門は左門に救われる。惹かれあい義兄弟の契りを交わし、必ず戻ると旅立った宗右衛門だったが…。兄弟の契りを交わした弟の兄への思慕――「菊花の約(ちぎり)」。帰らぬ夫をひとり待ち続けた妻の情――「浅茅が宿」。死んだ稚児を想い異形のものとなった僧の業――「青頭巾」。占いで結ばれた夫婦の葛藤――「吉備津の釜」。江戸時代後期の怪異小説『雨月物語』の代表作8編を小野塚カホリオール描き下ろし!!
高橋葉介氏の代表作「夢幻紳士」。昭和初期の日本を舞台に、さまざまなシチュエーションに登場する黒衣の探偵「夢幻魔実也」。その原点ともいわれるマンガ少年版がここに復活。新作の表紙に加え描き下ろしのメッセージも。
三角草。この花は、厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして小さな花が咲く。廃校が決まっている田舎の中学に転校した春花。最後の卒業生となるクラスで春花を待っていたのは、鬱屈した環境の中、静かに狂い始めたクラスメイトによる凄惨なイジメだった---。しょーちゃんは私に元気がないことに気付いてるこんな小さな妹に見破られるなんて…胸が痛いな…