六代将軍・徳川家宣の側近・新井白石は水城聡四郎を勘定吟味役に抜擢。勘定奉行・荻原重秀の悪事の証拠を掴むべく、江戸の街を探索する聡四郎は、荻原重秀と江戸の豪商・紀伊国屋文左衛門、さらには、金座支配・後藤庄三郎光富が関わった小判改鋳時の不正の証拠をついに掴む。しかしその矢先、十一人の刺客が聡四郎に襲いかかる!幕府の金を我が物とする巨悪を断つ、水城聡四郎、必殺の一撃!【勘定吟味役とは】幕府の財政を司る勘定方において、虚偽の申告や恣意的な支出を見張り監査する役目。不正があれば探索し、その証拠を掴む。職務内容の機密性から、同僚といえども探索の対象や内容について報せることはない。