【呪術廻戦】日車寛見の術式・領域展開とは？宿儺を殺せる理由を考察・解説！

死滅回游編で初登場したキャラ「日車寛見」(ひぐるまひろみ)。

羂索によって呪術師として目覚めさせられた泳者の一人です。

現在、人外魔境新宿決戦で宿儺を殺すための切り札として活躍しています。

なんで、日車が宿儺を殺せるの？

術式・領域展開ってどんなもの？

上記のような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、この日車寛見が宿儺を殺せる理由について考察していきます。

【呪術廻戦】日車寛見の術式とは？

日車の術式は誅伏賜死という領域展開がデフォルトで組み込まれているという特殊な術式です。

ここでは領域展開に付属している日車の術式について説明します。

日車寛見の意思で自由自在に操れる木槌

日車は戦闘開始とともに木槌を鳴らして領域展開することができます。

この木槌は領域展開終了後も術式が焼き切れることなく戦闘に使用できます。

日車の意思で大きくしたり曲げたり、伸縮、出し入れ等自由自在です。

ジャッジマン

日車の式神で領域展開することで日車の背後に現れます。

天秤のような姿の式神で誅伏賜死による裁判を取り仕切るため、日車の味方をするというわけではない中立の存在です。

ジャッジマンは実際の裁判での裁判官と同じ!

【呪術廻戦】日車寛見の領域展開「誅伏賜死」の能力とは？

日車が領域展開を発動することで裁判所のような領域に変わり、実際の裁判のような流れで日車の式神であるジャッジマンによる裁判が行われます。

昔の術師にはスタンダードな技術であった「必中」の部分だけを強制する領域なので、他の領域と違い「必殺」の効果は付与されていません。

ルールの理解が難しいためわかりやすく説明していきます。

領域展開「誅伏賜死」のルール・能力

大まかな流れはこのようになっています。

領域内に入ると一切の暴力は禁止となります（言葉の暴力は除く）

通常の裁判との違いは領域内に入った対象が自分の弁護を自分で行うことくらいです。

無条件で証拠を握れる日車を相手に自分を弁護して勝訴にならなければ圧倒的に不利になります!

日車が使うから強いという面白い領域です。

ジャッジマンが対象・相手の罪状を読み上げる

まずは領域内に入った相手が過去に犯した罪についてジャッジマンが一つ読み上げます。

普通の裁判であれば相手に対して全ての罪状をひっくるめて罪に問いますが、ジャッジマンは一つ一つの罪状を取り上げて起訴します。

そのため重い罪に吸収される軽い罪を取り上げる可能性もあります。

例えば人を刺した場合、傷害罪や殺人罪に問われます。

しかし、ジャッジマンは服を破いたことを取り上げて器物損壊罪とする可能性があります。

相手・対象が行えること

ジャッジマンから罪状を述べられた相手が行える選択肢は3つです。

否認については虚偽陳述も含まれます。

ジャッジマンが日車に共有した証拠を予想して自分を弁護しなければいけません。

もし自白を選択した場合は日車の反論を待たずジャッジマンが判決を下します。

証拠として弱いものに対して虚偽の否認をしてしまうと墓穴を掘ってしまいます!

日車はジャッジマンから証拠が与えられる

ジャッジマンは領域内にいる者の全てを知っています。

しかし日車に情報は共有されません。

唯一共有されるのはジャッジマンが述べた罪状に関する証拠だけです。

それも確実に有罪を勝ち取れるという証拠ではなく、否認の内容によって無罪になることも可能です。

虎杖もパチンコ屋に入店したことがあるという罪に対して与えられた証拠はパチンコ屋の隣の古物商にいたという写真でした。

日車は証拠を元に反論する

日車はジャッジマンから共有された証拠を元に相手の陳述に関する反論をします。

この反論が終わると日車が木槌を鳴らして裁判は終了、ジャッジマンが判決をくだします。

ジャッジマンが判決をくだす

相手の陳述と日車の反論を総合してジャッジマンが判決をくだします。

有罪と判決されると相手は不利な状況で領域展開が終了し、日車と戦闘することになります。

本編中で無罪は出たことがありませんので効果は不明です。

相手には何も起こらず終了すると思いますが、日車が不利になるかもしれませんね。

相手・対象は三審まで裁判をやり直すことができる

相手は判決に不服がある場合三審まで裁判をやり直すことも可能です。

しかし通常の裁判であれば、一審から三審まで同じ罪状で争いますがジャッジマンはそれぞれ別の罪状を取り上げます。

第三者を関係者として領域内入れて再審を行うこともできます。

また、有罪となった後に日車から再審を要求すると同じ罪状で再度争うことになります。

【呪術廻戦】日車寛見の領域展開「誅伏賜死」で有罪になった場合の”罰”とは？

ジャッジマンから有罪の判決を受けた相手はどのようなペナルティを受けてしまうのか。

判明しているのは以下の2つです。

没収（コンフィスケイション）

有罪で受ける1つ目のペナルティは「没収」です。

没収されたものは一定時間消失し使用ができなくなります

没収されるものは以下の3つです。

没収により使用できなくなるものは術式がメインになります。

術式を持っていない相手に対して没収が発動した場合、呪力操作ができなくなります。

ただし、呪具を持った状態で没収が発動した場合は呪具が優先して没収されます。

どれほど重い罪だったとしても呪具と術式を同時に没収することはないようです。

日車も戦闘経験が浅いためジャッジマンが呪具を没収することは知りませんでした。

死刑（デス・ペナルティ）

ジャッジマンがくだす一番重い罪は「死刑」です。

ただし判決が出た瞬間死に至らしめるというものではなく、没収で術式を使用できなくした上で日車に処刑人の剣が渡されます。

【呪術廻戦】日車の術式・領域展開で宿儺は殺せる？

日車の術式は現代最強だった五条悟を失った呪術師側の切り札とされています。

なぜなら宿儺を殺せる可能性が他の呪術師と比べて圧倒的に高いからです。

日車の誅伏賜死で死刑を勝ち取ることで、斬れば必死という処刑人の剣が使えるようになります。

そして必ず没収で宿儺の術式を封じることができるためです。

宿儺の術式、世界を断つ斬撃や領域展開「伏魔御廚子」を封じることができるだけでも他の呪術師もなんとか戦えるレベルになります。

日車の領域の効果で宿儺を弱体化させれば他の呪術師と協力することで殺せる!

処刑人の剣で斬ることができれば、もちろん宿儺であっても即死だと思います。

宿儺は体術もレベルが高く、呪力操作だけでも特級呪霊を圧倒するほどです。

このことから日車が直接宿儺を斬ることができるかは微妙なところです。

【呪術廻戦】日車寛見の基本情報（プロフィール）

羂索によって脳の形を呪術師に変えられた覚醒タイプの死滅回游泳者。

元々は岩手弁護士会に所属する弁護士で、T大法学部受験や旧司法試験など全て一発合格しているという「天才」

しかし日車の一番の才能は呪術師としての才能だったようで、それを羂索が覚醒させました。

日車は術式が開花してから12日間で結界術や呪力操作など呪術の基本を全て会得し1級術師相当のレベルに成長しました。

誰にも教わることなく、一人で自分の術式や領域について理解した日車はすごすぎるのです!

覚醒前の日車寛見

日車は呪術師として覚醒する前は弁護士として活動していました。

日車はお金に興味はなく国選弁護人として弱者救済のために有罪になることが確定しているような刑事事件の弁護をしていました。

呪術廻戦の本編では日車が弁護した2つの事件がクローズアップされます。

19歳青年の危険運転致傷

1つ目の事件は日車が自分の弁護士事務所を持つ前に担当した事件です。

19歳の青年が職場の人たちに飲酒運転を強要されたにも関わらず、口裏を合わせられて日車はこの事件で執行猶予も取れませんでした。

19歳の青年は執行猶予は取れるようにすると言った日車に対して「嘘つき」「無罪になるって言ったじゃないか!!」と罵倒。

日車は上司に依頼人に逆恨みされてまで無理筋の刑事弁護はやめた方がいいとアドバイスされます。

しかし日車は依頼人は精神的に追い詰められているため自分に当たるのは仕方がないことと割り切っていました。

上司から「君の精神はどうなるのさ」と聞かれた日車…

日車の胸中は…

大江圭太の強盗殺人

こちらは日車が自分の弁護士事務所を持ってから担当した岩手県盛岡市で起きた女児とその母親を自宅で強盗殺人の事件。

近くに住む大江が被害者の血が付いた刃物を家に隠し持っていたとして現行犯逮捕されました。

大江は刃物を拾ったもので自分のものではないと犯行を否定。

刃物も後から警察に届けるつもりだったとかなり無理のある言い分でした。

世論としても有罪一色の中、日車は大江の働くNPO法人がブラック団体であることから大江が強盗殺人に関与していない可能性があることに注目します。

日車の尽力の結果、一審で大江は無罪になります。

「俺を信じてくれてありがとう」と言う大江。

しかし検察側が控訴し行われた二審では有罪、無期懲役となりました。

それも、新たな証拠の提出などはなく「行方不明者の犯行と疑う理由はない」という無茶な事実判定で判決が覆りました。

この裁判は元から有罪ありきの裁判だったのです。

大江は二審の有罪判決が出て恨むような目で日車を見ます。

日車はその時「なぜその目で俺を見る」と過去の危険運転致傷の青年のことを思い出しました。

日車寛見は裁判中に呪術師として覚醒した

大江の有罪という二審判決が出た後、日車は裁判所の人間に対して「全員戻れ。やり直しだ」と手の中に現れた木槌を鳴らしました。

日車の背後にはジャッジマンという式神が召喚されました。

この時日車は初めて自分の術式を発動したのです。

この後日車は裁判官と検察を殺害。

そして盛岡から東京第一結界に移動してきたと思われます。

死滅回游泳者としての日車寛見

術式に目覚めた日車は結界侵入前に多くの呪霊を退けて、他の死滅回游泳者を20人以上返り討ちにして100点を獲得しました。

100点以上のポイントを持つ泳者は日車と鹿紫雲一だけ。

死滅回游の殺し合いの強制というルールを変更するために虎杖が日車と接触しました。

死滅回游に関しては現在の日本の法律よりも罪を罰するシステムとして可能性を感じているようで虎杖の提案を却下しています。

日車は覚醒タイプの泳者の中では一番潜在能力が高いと羂索も一目置いている存在です。

【呪術廻戦】最新246話までのあらすじ・考察（ネタバレあり）

五条悟VS宿儺から始まった人外魔境新宿決戦。

五条は殺されてしまい、次鋒の鹿紫雲も宿儺に敗れてしまった直後、日車は虎杖とともに宿儺に挑みました。

244話：宿儺から死刑を取るための問題

日車の誅伏賜死で宿儺から死刑を勝ち取り、処刑人の剣で殺す作戦です。

ただ宿儺は余罪が多く死刑を取れる可能性が低いという問題がありました。

大量に人を殺している宿儺ですが、同時に器物損壊もしていたりするのでジャッジマンがそちらの罪に問う可能性がありました。

この問題を解決するために虎杖が思いついたのは日車と戦った時に問われた罪「渋谷での大量殺人」の裁判をやり直すことでした。

虎杖からの再審要求ではジャッジマンは別の罪状を取り上げます。

ですが、日車は宿儺を領域内に入れて日車からの再審要求ならば同じ罪状で三審が始まるのではないかと予想。

245話：宿儺から没収・死刑を勝ち取るが…

日車の予想通りに渋谷での大量殺人の真犯人は宿儺として領域内に入れることができました。

領域内のルール説明を行って裁判を再開しようとしたところ宿儺は「長い」と遮り裁判を終了させました。

ジャッジマンは宿儺を有罪と判決しました。作戦通りに没収・死刑を取ることができました。

宿儺は虎杖の中にいるときにルールは把握済でした。

処刑人の剣という日車の術式が自分に通用するものなのか興味があったようです。

作戦通り没収で宿儺の術式を使用不可にしたと判断し、サポートとして近くにいた高専術師たちが宿儺に襲いかかりました。

しかし日車と宿儺はすぐに術式が使用できることに気づきます。

ジャッジマンが宿儺から使用不可にしたのは呪具「神武解」(かむとけ)

神武解は万(よろず)が宿儺に敗北した際に万が自分の絶命を縛りに作り出した呪具です。

日車は戦闘経験の浅さからジャッジマンが術式より呪具を優先して没収することは知らなかったのです。

日車は11月1日からの死滅回游から呪術師として目覚めています。

12月24日の人外魔境新宿決戦までにここまで細かく領域のルールを把握するのは不可能だったのでしょう…

246話：日車の才能

術式「解」で日車を切り刻む宿儺ですが、間に入った日下部のシン・陰流簡易領域によって間一髪守られます。

高専術師たちと協力して宿儺を処刑人の剣で斬る隙を伺います。

しかし軽々と宿儺にいなされた上に投げ飛ばされて他の術師たちと分断されます。

宿儺は日車に「解」を放ちますが日車は高等技術の「領域展延」でダメージを軽減。

日車は領域展延と同時に処刑人の剣を構えます。

この日車の姿に宿儺も魅せられてしまいます。

なぜなら術式を使用しない領域を自分の周りに纏う領域展延自体が高等技術な上に術式を同時使用しています。

これは漏瑚や花御などの特級呪霊でもできなかったことです。

まとめ

今回は日車の術式・領域展開について解説、考察しました。

日車ほど呪術師として才能を持った人間はいません。そして術式・領域展開は宿儺を殺すための条件を備えています。

果たして日車は宿儺を殺すことはできるのでしょうか。

今後の展開に注目しましょう!