作者の原作:ずいの、作画:系山冏が描く人気青年漫画「税金で買った本」。
今回はそんな「税金で買った本」の4巻(23話~30話)のネタバレとあらすじを紹介致します!
前巻のネタバレあらすじの確認や次巻の展開予想なども紹介していますのでぜひ最後までご覧になってください。
目次
漫画「税金で買った本」前巻のネタバレあらすじ
「税金で買った本」4巻(23話~30話)のネタバレを読む前に前巻である「税金で買った本」3巻(15話~22話)の内容をおさらいしておきましょう!
- 図書館で弁償本を弁償していなくても利用停止期限が来るまでは借りられる
- 図書館内でのコピーは本体の50%まで!
- 自宅内であればコピーの制限はなし
前巻で印象に残っているシーンは図書館でやっている色々な仕事内容が判明したことでしょうか。
漫画「税金で買った本」4巻(23話~30話)のネタバレあらすじ
- 23話:マンガでわかる最高の会議 実践編
- 24話:食虫植物とのくらしかた
- 25話:東京ときめき日帰りガイド
- 26話:ぬいぐるみとおとまりかい
- 27話:新訳マクベス 上
- 28話:新訳マクベス 下
- 29話:図解 仏像の鑑賞
- 30話:そして五人がいなくなる
23話:マンガでわかる最高の会議 実践編
いざ選書会議の時間がやってきました。
会議は順調に進んでいき、終盤、いよいよ漫画の取り扱いをどうするか、という今回の議題のメイン話に移ります。
そこで角野さんは今村さんが持っている「マンガでわかる最高の会議」などの漫画だけど文字が大きく専門的なものは置いてもいいのでは、ということに。
角野さんが話していると、梨原さんはカテゴリー726以外の漫画本は買えないの!?と食いついてきました。
言い合いになるかと思った矢先、児童係の朝野さんたちが児童カウンターに戻りたいと提案してきました。
特にこれ以上話し合うこともないので、朝野さんたちは一旦離脱をすることに。
会議室から出ようとしたとき、朝野さんは児童で所蔵する漫画は学習系が中心で、必ずしもカテゴリー726ではないと一言物申します。
さらに郷土資料担当の人からも726を買わないんじゃなくて、それ以外の漫画ならこれまで通り買ってもいい。
今日の会議の議題である漫画については、726の漫画を購入するか否かという議題なので、梨原さんの早とちりだったのです。
それを聞いた角野さんは726の本も賞など有無関係なく検討してもいいのでは、と提案します。
とりあえず今回は係長が不在ということで漫画のカテゴリーについては次回に持ち越されました。
会議後、これまでわだかまりがあった梨原さんと角野さんはお互いの図書館への気持ちのすれ違いをやっと理解し、ようやく仲違いが解消されました。
24話:食虫植物とのくらしかた
一日延滞してしまいましたが、返却して再度借りたいという利用者がカウンターで早瀬丸さんに掛け合っていました。
しかし早瀬丸さんは一度図書館の棚に戻してから、再度借りるようにお願いをします。
他に借りる人がいないのであればそのまま借りたいと利用者はくいかかりますが、ルールということでしぶしぶ返却することに。
納得がいかない利用者は図書館にとどまり、配架係の石平くんの後ろを付けることに。
書架に返却中、ほかの利用者がブックトラックに置いてある返却本を借りてもいいか聞いてきました。
石平くんは快く了承、それを見ていた例の利用者は驚きながら石平くんにくいかかります。
そこで石平くんはこの図書館でのルールを説明し始めます。
図書館の本は一度返却された場合、同じ人がずっと借り続けているとほかに予約者や借りたい人に貸せなくなってしまいます。
平等ではないという理由で、一度返却された本は書架に戻され、その状態で他の借りる人がいなければ再度借りれる、というルールだったのです。
予約をすればいいだろう、となおも食い掛かる利用者に石平くんはじゃあ自分も予約をすればいい、と返します。
無事に予約を終えた利用者は満足そうに図書館を出ていく姿を見送って、石平くんは利用者が借りようとしていた「食虫植物とのくらしかた」という本を書架に戻します。
書架返却を終えてカウンターに戻った石平くんは早瀬丸さんにネットで予約した場合、ほかの人は借りれないのかどうか尋ねます。
しかし在架図書と呼ばれるネット予約は朝昼の2回、まとめて予約を確認するため書架にある場合は館内の人に優先して貸し出すシステムだったのです。
25話:東京ときめき日帰りガイド
ある女子高生の利用者2人が弁償についてもめていました。
弁償する予定になっている本を借りた女子高生と、実際に失くしてしまった女子高生の2人でした。
この場合借りた側に弁償する損害が発生してしまうと、弁償担当の白井さんは説明します。
購入者に関しては本さえ返ってくればいいので誰でもいいのです。
それでも女子高生の2人はお互いに弁償を譲らず、喧嘩になってしまいました。
宥めて帰ってもらった矢先、石平くんが利用者からとある本を預かって戻ってきました。
何年か前に弁償した本だけど、家で失くしたはずの本が見つかったため図書館に返す、というものだったのです。
これには白井さんもショックを受けてしまい、弁償に関する手続きが全部無駄だったと嘆きます。
その頃、例の女子高生2人は公園でお互いにお金を出し合って弁償しようと決着がつきます。
しかし同じころ、図書館でとある電話を受け取った今村さん。
電話の相手はなんと女子高生たちが失くしたと言った本が見つかったというものでした。
都内の喫茶店に忘れられており、後日郵送してもらえるということになりました。
そのことを白井さんに知らせようとしたとき、すでに女子高生2人は本を買って図書館に来ており、弁償の手続きをする必要がなくなってしまったのです。
26話:ぬいぐるみとおとまりかい
アルバイト終わり、石平くんは朝野さんにぬいぐるみのお泊り会のお手伝いをしてくれるよう頼まれます。
子ども向けのイベントで、お気に入りのぬいぐるみたちと絵本を聞いてからぬいぐるみだけ図書館でお泊りをする、というイベントでした。
アメリカで始まったイベントらしく、お泊りをしたぬいぐるみたちは絵本を読んだ真似をしたり、夜の図書館内を冒険したりと、それらをアルバムとして子どもたちに渡すというものでした。
児童係は大半が子どもがいる人が多く、夜遅くまで残れる人がいないという理由で石平くんが選ばれました。
そしてお泊り会当日、自分も泊まれると思った石平くんはウキウキで来ますが、泊まれるのはあくまでぬいぐるみだけ。
石平くんたちはアルバムの写真を撮ったりする係だったのです。
子どもたちが帰った直後、いよいよぬいぐるみのお泊り会がスタートします。
どんどん写真を撮っていき、ぬいぐるみたちそれぞれのプロフィールに合わせて個別写真も撮っていきます。
無事に撮影が進んでいく中、朝野さんは石平くんに夜の図書館でやりたいことはないか、と聞くと図書館でお菓子を食べたいと提案。
子どもが真似をするから駄目、と一蹴されますがぬいぐるみのごっこ遊びならいいだろうということになりました。
写真撮影後、図書館から出ると石平くんの姿がないことに気づいた朝野さん。
その頃誰もいなくなった図書館で遊ぼうとしていた石平くんですが、ぬいぐるみの1つを持って朝野さんが迎えに来てしまいあえなく作戦は失敗に終わりました。
27話:新訳マクベス 上
以前、親のカードを借りて10年近く本を返却していなかった利用者の鈴木さんが訪れました。
いつものように本を借りていくのだろうと思いましたが、彼女は借りた本が濡れてしまったため弁償したいと申し出てきました。
カウンターにいた早瀬丸さんは本を受け取ると、一部のページのみ濡れていたため弁償する必要はないと説明します。
しかし鈴木さんはそれに納得できず、汚したのだから弁償したいと食い下がりません。
早瀬丸さんはなるべく綺麗な状態に戻せるはずなので、今日は返却だけ、とお願いしました。
その話を石平くんに話すと、どうしてそんなに弁償したいのか、と疑問を呟きます。
早瀬丸さんはきっと罪悪感からだろう、と説明。
その頃、鈴木さんは汚してしまった本についてばかり考えていました。
弁償すべきだと考えていた鈴木さんはそのまま本屋で「新訳マクベス」の本を購入しようとした矢先、石平くんと出くわします。
そして石平くんは鈴木さんにどうしてそこまでした弁償したいのか、理由を聞きます。
理由を聞かれても答えられないでいると、石平くんは弁償依存症みたいなものか、と言いました。
以前読んだ本の中で殺人を犯した人間がずっと手を洗い続ける理由として、手が汚れていることが気になり続けていた、気持ちの問題だと解釈。
今の鈴木さんはそれと同じで、本を汚してしまったことに罪悪感を感じ、ひたすら手を洗っているような状態だと言ったのです。
そこまで言われて、鈴木さんは早瀬丸さんたちを困らせてまで自分が消したい「罪」とはなにかを考えます。
28話:新訳マクベス 下
大学で「マクベス」の授業を受けている中、出てきたのは「強迫症」という言葉。
不安や恐怖、こだわりなどで自分がいくらやっても納得できず、そのうち生活に支障が出てしまう状態のことでした。
図書館の人たちを困らせるくらいならもう図書館にはいかない方がいいのではないか、と考えます。
けれどきっと、図書館に行かなくなっても自分は同じことを繰り返すはずだと思いとどまります。
そしてなぜ自分がここまで汚れに対して執着しているのか考えると、思い出したのは10年前に本を失くした時の記憶です。
母親のカードで借りた本を失くしてしまい、それを母親にきつく詰問されてしまった時のことです。
思い出した鈴木さんは母親に10年前のことを聞くと、母親は激昂!
本を失くした鈴木さんのことを恥じており、自分はそんなことはしなかった、他人に迷惑を働いた鈴木さんをなじったのです。
そこまで言われた鈴木さんは自分たちが本を返さなければ図書館はずっと困ったままだった、と返答します。
しかし数ある本の中の1冊がなくなったぐらいで図書館は困らないと母親は返してきました。
それを聞いた鈴木さんは母親が失くしたいのは「失敗してしまった娘」であり、相手が困っているかどうかは興味がなかったとようやく腑に落ちます。
強迫症について調べてみると、家庭環境も問題だと記載されており、確か母方の祖父も厳しい人でその影響が自分にも受け継がれているのだろうと納得します。
調べていると早瀬丸さんが話しかけてきて、無事にこの前汚してしまった本は修理ができたので弁償は必要ないと言われたのでした。
29話:図解 仏像の鑑賞
仏像についての解説を淡々とする利用者に捕まってしまった早瀬丸さん。
しかし話が長すぎていたのに気付いた石平くんによって、やっと解放されました。
利用者に舐められていると文句を言う石平くんの前に弁償を終えた白井さんが現れ、早瀬丸さんは教えるのが好きだと教えてくれました。
やたらと自分も教えられていることに気づいた石平くんは文句を言いかけますが、早瀬丸さんはそうではないと白井さんが弁解します。
まだ白井さんが入社したばかりの頃、早瀬丸さんは配架など色々なことを教えてくれました。
教えられていくうちに早瀬丸さんは白井さんに教えることで「人にものを教える欲」を発散していることに気づいたのです。
図書館員は必要に応じて人に教えることが多い職業のため、うまくそういう気持ちを発散できれば天職だと教えてくれました。
そこまで言われた早瀬丸さんは100%の善意ではなく、自分の気持ちを押し付けたりしがちだと弁解。
むしろそれはマウントっぽいと石平くんに言われてしまったのでした。
30話:そして五人がいなくなる
児童コーナーの配架中、石平くんはとある女の子利用者が目に入ります。
その子は一度本を借りると、そのままトイレへ向かい、出てきたのは髪型は違うが顔は同じ子でした。
その子は紙の予約表を持って再び、朝野さんがいるカウンターで本を借りようとします。
利用者の子が帰った後、朝野さんに事情を聞くと、あの利用者は双子の片方だと説明を受けます。
片方が借りたらもう片方が予約をする、という手法で同じ本を2か月以上も借りていたのです。
他の人が横から予約をすればいいのでは、と提案するも分館に複本があるため1冊だけずっと借り続けられても特に問題はありません。
しかし貸出カードに関しては原則本人以外使用はできません。
双子とはいえ違う人間なので、もしもカードを借りて勝手に借りているとわかれば連続貸し出しを止めねばなりません。
後日、双子はちゃんとそろってカードの更新に来ました。
その双子を見て、石平くんはどうして片方が変装をしてまで本を借りているのかに気づいてしまいます。
朝野さんが双子の思惑を見破れば連続貸し出しが止まるとアドバイス。
数日後、再び双子の片方が本を借りに来ましたが差し出されたカードはもう1人の双子、日菜でした。
なぜ見破れたのか、理由を聞くと日菜はいつもネット予約、今回借りに来た菜月は紙での予約をしており、予約方法がそもそも違ったのです。
ネット予約には専用のパスワードが必要のため、それはわからないから紙での予約を余儀なくされていました。
見破られた菜月は結局本を借りずに借りました。
後日、石平くんに事の真相を話し、なぜあのようなことをされたのか聞くと双子など自分と同じ顔の人間が複数いる人の深層心理で誰かに見破ってほしいと思ったのではないか、と解釈。
探偵役としてたまたま朝野さんが選ばれてしまったのでした。
漫画「税金で買った本」次巻の展開予想
次回の「税金で買った本」は5巻(31話〜38話)になります。
図書館のルールやマナーなどが色々と描かれてきましたが、5巻でも描かれるはずです。
身近な図書館だからこそ、え、これってやっちゃダメなの?というルールがたくさんあります。
そして、新キャラが登場しそうな予感がします。
5巻ではどんなルールやマナーが出てくるのか、とても気になりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
漫画「税金で買った本」4巻(23話~30話)のネタバレあらすじを紹介しました。
実際に読んだ感想としては、意外とやりがちなことが図書館的にはNGだったりして、びっくりしました。
次巻である5巻(31話~38話)では寄贈の漫画本を所蔵するか否かの行方は!?と予想しています。
今後「税金で買った本」の物語がどのような結末になるのか非常に楽しみですね♪
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