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連載が始まってから常にファンの心を揺さぶり続けているジョジョランズ。

これからの物語を予感させる第1話とは打って変わって、第2話では主人公ジョディオの日常を通してキャラの掘り下げ。

そして、ファンを強烈に引き付けるまさかの人物の登場という怒涛の展開でした。


物語の重要な起点となる第2話についてのあらすじ・感想をまとめていきます。

ジョジョランズ第2話「(1)★サウス・キング・ストリート」のあらすじ(ネタバレ注意!)

第2話はジョディオというキャラクターを深く掘り下げる前半と、本編である仕事が始まる後半に分けられます。

【前半】ジョディオと麻薬捜査官

オアフ島―サウス・キング・ストリート

木陰でジョディオが本を読んでいると、自転車に乗った若い女性が声をかけてきます。

アレ持ってる?」
「あたしにも少し分けてよ」

と話しかけてくる女性を警戒しますが、売買の手を広げろというメリル・メイの言葉を思い出しジョディオは麻薬を売ることに決めました。

しかし女性はDEA(麻薬取締局)であり、さらに第1話冒頭で登場した2人組の警察官まで登場。

ジョディオをその場で拘束します。

そんな警察官たちにジョディオは淡々とした口調で

「おまえら……殺しとくべきだった。でもおまえらなんかどうでもいい……」

「逮捕できる証拠なんてどうせ無いんだ」

と語り、スタンド『11月の雨(ノーヴェンバーレイン)』を発動。

警察を撃退した上で売買の証拠となる麻薬を消したのです。

そこで唐突にジョディオの回想が始まります。

学校で心理カウンセリングを受けた際、ジョディオは反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)の可能性があると診断されていました。

診断結果に激高する母親とは対照的に、

ジョディオは「気をつけます」と無表情で静かに答えます。

「オレって幸せになれるのか?」

というジョディオの独白。

そして撃退した警察官たちを指して「あんな感じのヤツら」と呼び、

出会ってしまったに対して「キレそうにはなるぜ」という言葉で前半は終わりました。 

【後半】仕事の開始と岸辺露伴の登場

メリルの依頼を受けたジョディオたち4人は現地の空港でおち合い、ターゲットであるダイヤモンドを持つ日本人観光客のいる山中の別荘へと向かいます。

小鳥の鳴き声が聞こえる庭や猫が歩いている玄関前をジョディオたちが進んでいくと、家に監視カメラが仕掛けられていることに気づきます。

どうやって侵入するか思案していた時、チームの新人であるウサギ・アロハオエは手のひらから小型のスタンド『THE MATTEKUDASAI』を発動。

監視カメラを増やすことで映像を誤魔化し、チームは別荘への侵入に成功したのです。

ジョディオはプールで泳いでいる日本人の監視を始めます。

驚くことに、その日本人はジョディオが知っている人物だったのです。

原作本も持ってるし、ネットのアニメもいつも見ているとジョディオは呟きます。

プールを気持ちよさそうに泳いでいる日本人観光客は、漫画家・岸辺露伴だったのです。

ジョジョランズ第2話「(1)★サウス・キング・ストリート」の考察・感想(ネタバレ注意!)

前回の最後にジョディオたちはダイヤモンドを盗む仕事を引き受けました。

さあ仕事が始まるのか……と思いきや、始まったのはジョディオの日常パートです。

前半は麻薬を買いに来た客に扮した麻薬捜査官と話した場面、そして後半ではついに仕事が始まります。

【前半】ジョディオという少年

公園でのジョディオはあまり情緒が安定していません。

知り合いの友達という立場として接触してきた客の女性に対して

「誰だよ……そんなヤツ知らない」「あっち行けよ!」

と強い言葉で突き放します。

しかし女性が踵を返すと、すぐにまたジョディオから声をかけて

「なあ……待ってよォ」
「情熱薄いなァ~~~~っ。もう行っちゃうのかい?」

と引き留めます。

余談ですが、第1話でも「情熱薄いなあ~」と話していました。

口癖のようですね。


さらに直後女性が「お金を払う前に商品を確認したい」ともっともなセリフを吐くと、

ジョディオは「君さあ~~~~なんかさあ~なんかなんかちょっと怪しいぞ」とまた疑いだします。

ジョディオは作中で15歳であり思春期真っ只中です。

さらに麻薬の売買という法に触れる仕事をしており、精神が不安定になるのは納得でしょう。

ただ、その直後ジョディオは警官に取り押さえられます。

しかもその途中、唐突にジョディオが以前心理療法の先生にサイコパスだと診断されたという過去が描写されます。

この診断結果は、思春期だからという理由で納得できるものではありません。

一つ一つの細かい描写がジョディオの静かな異常性を表しています。

「オレって幸せになれるのか?」

そんな独白が、ジョディオの幸せへの渇望。

そしてこれからの物語における行動理念を暗示しているのでしょう。

というか違法薬物の売買がバレて自分を取り押さえる警官を、スタンドで撃退した上で

「キレそうになるぜ」

と呟くジョディオはすでにかなりヤバイです。

だからこそ、これからの物語が気になります。

ジョジョとディオの名前を冠する今回の主人公は、幸せになれるのでしょうか?

【後半】パラレルワールド? 岸辺露伴登場

いよいよ第1話で受けた仕事が始まります。

ダイヤを持つ日本人観光客の別荘にいよいよ侵入するのですが、判明した気になる情報として

  • 新メンバーのウサギはスタンド使い
  • 金持ちの日本人観光客は岸辺露伴だった

の2点が挙げられます。

ただ、ウサギのスタンドについてはまだ詳細はわかりません。

『THE MATTEKUDASAIという名前と、

『在るモノで誰かが欲しいと思うモノ』に変身する能力だということだけです。

能力だけを見ると直接的な戦闘能力は低い、サポート向きの能力のように見えます。

ですがジョジョに登場するスタンドは、一見役に立たないような能力でも必ず活用方法があります。

「返信できるモノの大きさなどに限界はあるのか」
「いくつまで作り出せるのか」

など能力の詳細が気になるところです。

スタンド像が小型であるので大きさはかなり限定されるのではというのが個人的な感想です。

そして驚きの岸辺露伴の登場です。

岸部露伴はスピンオフ作品が作られるほどの人気キャラクターです。

本編に登場した時の読者の衝撃は、これまでのジョジョ作品を読み込んでいれば読み込んでいるほど大きいでしょう。

とはいえこちらもまだ顔見せのみで終わりました。

なにせ顔が描かれたのは最後の2コマのみでした。

たった2コマでしたが、気になる点があります。

それは、岸辺露伴の顔が4部と同じであることです。

皆さんも知っての通り、ジョジョの世界は6部終盤で一巡しました。

なので、7部以降は同名の登場人物が出てきても、6部以前の人物とは見た目などがどこか違う人物として描写されていました。

ですが、今回登場した岸辺露伴は、初登場した4部とほぼ同じ見た目となっています。

ジョジョでは6部までの元の世界、一巡した世界の他にパラレルワールドが存在していることが7部で判明しています。

となると、今回登場した岸辺露伴は別の世界の人物なのかもしれません。

気になるところです。

ジョジョランズ第3話の考察・予想

プールで優雅に泳ぐ岸部露伴の目をいかに盗んでダイヤを盗むのか、ジョディオたちが動き出すでしょう。

ここからは第3話で物語がどう発展していくのか考察・予想していきます。

9部での岸辺露伴はどんな人物?

まず、4部と同一人物とは考えにくいでしょう。

確かに一巡した後の世界の登場人物は同名でも見た目が変わっていることがほとんどですが、一巡する前の世界をまた描くのは少し不自然です。

では、どの世界の岸辺露伴なのか?

おそらく一巡した世界のパラレルワールドではないでしょうか。

有力なのはスピンオフ作品「岸辺露伴は動かない」の世界です。

また、岸辺露伴のスタンドも気になります。

おなじみ相手を本にする『ヘブンズ・ドアー』

能力はそのままなのか?
見た目に変化はあるのか?
 

とはいえ能力が今までと大きく変わっていることはないでしょう。

スタンドが変化しているということは、岸辺露伴のパーソナルな部分が変化していることにつながります。

作者の荒木先生が、漫画家・岸辺露伴のキャラクターがぶれる描き方をするとは思えません。

ジョディオたちはどうなる?

これからジョディオたちがダイヤを盗むために本格的に行動を開始します。

ただ、物語としてもキャラクターとしても、あの岸辺露伴がジョディオたちに全く気づかないなんてことはないでしょう。

なんせあの露伴先生です……。

別荘に侵入したことにすぐ気づき、ジョディオたちを本にして「漫画に活かす」ために読み込むなんてことは平気で行うでしょう。

ジョディオが『ヘブンズ・ドアー』を受けて本として読み込まれる展開は、これから十分にありえます。

その理由として第1話。そして第2話前半においてのジョディオの人物の掘り下げ描写がとても丁寧に行われていたからです。

言うまでもなく、名前からして何か秘密がありそうな主人公ジョディオ。

その秘密を「本にして岸辺露伴に読み込ませることで、読者に伝える」という展開は十分あり得ます。

とはいえ、まだ第2話であり物語は始まったばかりです。重要キャラクターの秘密を暴露するのは早すぎる気もします。

なのでジョディオ以外の誰かがヘブンズ・ドアーを受けることにはなるのでしょう。

そこからキャラクターの掘り下げがまた行われるかもしれません。

まとめの一言

お話の引きがうますぎます!

露伴先生が気になり過ぎます!

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